最終更新日 2024年4月1日 by egetpr

近年多くなってきているのは、幼児よりも小さい子供が通う幼児教室です。

本来の幼児教室は幼稚園に行くような年齢の子供が通うところなのですが、少子化に伴って一人の子供にかけるお金が多くなり、0歳児や1歳児も通うことができる教室が増えているのです。

このぐらいの年齢は本来幼児とは言わないのですが、ひとくくりとして幼児教室の中に入っているんですね。

何か自分の子供に身につけさせたいなと思ったり、子供自身が通いたいと言ってきた時検討することが多いのですが、この時大切なのは、子供の気持ちに寄り添い過ぎないということです。

意外と子供はその時の気分によって意見を変えることが多く、今日はこのことに興味を持っていたけれど次の日は違うことに興味を持っていたということは多いんです。

ですので、こういった教室に行きたい、といった場合も本当にそう思っているのかわからないんです。

子供の意思を尊重したつもりでいると、そのうち子供が飽きてしまった時に、行きたくないと駄々をこねることが多くなるので、慎重に判断をしなくてはなりません。

しばらく様子を見ていて、それでも通いたいような雰囲気を見せたら、実際に教室に出向いてみると良いでしょう。

幼児教室の選び方のポイントは、体験教室だけを見て判断をしないことです。

体験教室というのはいわば勧誘の場です。

入会してほしいからいつもとはちょっと違った活動をしますし、その教室の担当講師でない人が行っているケースもあるのです。

ですから実際の教室内の様子を知ることはできません。

ですのでできれば体験教室だけではなくて、いつもの授業風景も見てみましょう。

子供たちや講師の様子はどうかな、教室内は整理整頓されているかな、ということを見てください。

意外なポイントとしては壁面の様子を見ることです。

しっかりとした幼児教室では、紙などを壁に貼る際、画びょうは使いません。

もし使ったとしても画びょうが落ちないようにテープでしっかりととめたり、子供が近寄らない部分につけたりしてあります。

ちょっとしたことでも事故につながるのがこの年代でもあるので、そういった子供の行動をよく理解している場合は、できるだけ危険となるものは身近に置かないものなのです。

一般家庭と違って、幼児教室はいろいろなことを学ぶ場であり、安全面に気を付けなくてはならない空間でもあるので、講師の安全に対する意識はしっかりとしているのか、ということも見ておきましょう。

とはいえ、このような教室にいくとメリットもたくさんあります。

まず、子供自身自分と親中心の生活から、講師やそこにいる友達も含めての生活となり、いろいろなことを吸収してきます。

時に喧嘩をすることもありますが、この喧嘩は大変大切で、やり取りを通じて相手を思いやったり自分のことを主張したりといったことを学んでいるのです。

このようなやり取りは家庭内では学びにくいことなので、教室に行くメリットの一つになります。

そして親自身が悩み事などを講師に相談できる、ということがあげられます。

多くの教室では1年に2回ほど個人面談のようなものが行われています。

この個人面談では子供のこと、親自身の悩みを講師と一緒に話し合うことができ、アドバイスをしてもらうこともできるんです。

ゆっくりと話をすることができるので、わからないことや疑問に思っていること、子供との接し方の悩みなどいろいろなことについてアドバイスを受けることができます。

子育ての場合、どうしても閉鎖的になってしまうのですが、教室に通うことによって親も子も世界が広がりいろいろなことを吸収できます。

講師との関係も大切ですので、話しやすい人かどうかも見極めるようにしましょう。